北アルプスで1人死亡、2人不明 震災の揺れで雪崩か
長野県白馬村の北アルプス小日向山(1908メートル)に日帰りで山スキーに行った男性3人が
帰らず、県警大町署などが12日に捜索したところ、北東斜面の雪崩跡の雪の中
から同村北城、山岳ガイド石川哲也さん(31)の遺体を見つけた。13日朝から残る2人の
同所、山岳ガイド市川昌さん(42)と松本市島立、県職員林哲央さん(39)の捜索を続ける。
3人は11日朝に小日向山に向かい、夜になっても戻らなかったため、知人が届け出た。
石川さんと市川さんは、山スキーなどのガイドをする白馬村内の会社のスタッフ。
捜索に当たった隊員らによると、雪崩ビーコン(電波送受信機)の反応があり、
位置が分かった。小日向山周辺はあちこちで雪庇(せっぴ)が落ちた真新しい跡があり、
11日の東日本大震災の揺れで起きた雪崩に巻き込まれた可能性もあるという。
http://www.asahi.com/national/update/0312/TKY201103120555.html