【関西広域連合】地震で家を無くした被災者は関西が面倒見るでー!(奈良を除く)
東日本巨大地震で、近畿などの2府5県が参加する「関西広域連合」(広域連合長=井戸敏三・
兵庫県知事)は13日、被災県への支援を広域連合として実施すると発表した。物的援助のほか、
津波や地震で住宅を失うなどした被災者についても、広域連合で調整したうえで各府県営住宅に
受け入れる。今回の災害支援は、全国初の広域行政組織の強みを生かした試みとなる。
兵庫県災害対策センター(神戸市中央区)で開かれた緊急の委員会で、加入府県の知事らが集まり、
支援策を決めた。共同記者会見した各知事によると、円滑な復興を進めるため、支援する被災県を
あらかじめ決定。京都、滋賀両府県は福島県を、大阪、和歌山両府県は岩手県を、兵庫、徳島、
鳥取の3県は宮城県をそれぞれ担当する。
被災地には広域連合の現地事務所を開設し、必要な物資などの情報収集を行うほか、被災各県の
防災対策本部などにオブザーバーとして参加できるよう要請する。加盟2府5県にある病院や
福祉施設に、被災した入院患者や高齢者を受け入れ、児童、生徒の転入学手続きも簡素化するという。
井戸連合長は「16年前の阪神大震災では、関西が被災地だった。経験を生かして、迅速かつ
的確に支援していきたい」と述べた。
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110314-OYO1T00172.htm?from=top