★イタイイタイ病の証言を本に
富山県の神通川流域で起きたイタイイタイ病の原因をめぐり、
住民たちが上流の鉱山を経営する企業を相手に、裁判を起こした日から9日で43年となりました。
これに合わせて、イタイイタイ病の患者を支援する弁護士たちが、
住民運動に関わった人たちの証言を本にまとめて出版しました。
本を出版したのは、イタイイタイ病の患者への支援を続けている
富山市の富山中央法律事務所の弁護士や地元の住民などでつくる
「イタイイタイ病運動史研究会」のメンバー15人です。
本のタイトルは「語り継ぐイタイイタイ病住民運動」で、
去年亡くなった小松義久さんや住民運動に深く関わった関係者4人が、
被害者救済のために原因企業や行政を相手に闘い続けた
歴史や地域の人たちをまとめる苦労について話した内容が記されています。
研究会は、平成15年から4人からの聞き取りを始め、
住民たちが神通川上流の神岡鉱山を経営する三井金属鉱業を相手に
裁判を起こした日にあたる3月9日、出版されました。
本は今月18日ごろ書店で販売されるということです。
NHK
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064440353.html