「県内医師確保に期待」
宮崎大医学部の2011年度推薦入試で、宮崎県内出身者を対象にした地域枠(定員10人)と、県の奨学金を
受けられる地域特別枠(同10人)の合格者が計24人で、二つの枠が設けられた09年度以降最多となった。
医学部学生支援課は「不足している県内の医師確保に期待が持てる」としている。
いずれも、大学卒業後に県内の病院で働く意志のある人を募集している。地域枠は06年度、県内の現役高校生を
対象に始まった。地域特別枠は09年度に導入され、高卒後1年間浪人している人も加え、県の奨学金(月10万円)
も受けられる。
今回は地域枠を受験した25人中12人、地域特別枠は21人中12人がそれぞれ合格した。09年度の合格者は
計16人、10年度は10人を下回った。
医学部学生支援課は「合格人数が増えたのは、優秀な志願者が多かったからだろう。立派な医師に育てたい」
としている。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110307-OYT8T00543.htm