喋りが上手くなるにはどうしたらいいんだ?簡潔に伝えるための構成を即座に組み立てるのが難しい
コミュニケーション力をさらに高めるための10のやり方
ハーバード医学大学院の研究者であるIsaac Kohane氏が、「研究者同士の物理的な近さが科学研究のクオリティに及ぼす影響」を調べた研究を発表した。
この研究によれば、共同執筆者間の物理的な距離が近いほど論文のクオリティも高い傾向にあったという。
この結果には、いろいろ見方もあるだろう。しかし少なくとも、あるひとつの成果物を生み出すにあたって、インターネットによる電子的なコミュニケーションが、
まだ「物理的な近接性」に基づく従来のコミュニケーションに完全に取って代わる代替手段とはなり得ていないことを示す、ひとつの例であるとは言えそうだ。
経験的にも、重要な新しいアイデアは、いまだに同じ空間を実際に共有する人々や、そこでの他愛もない会話から生まれているケースが多いと感じる。
むしろ、インターネットが対面と同様にコミュニケーション手段として重視される時代だからこそ、両者を駆使して、お互いに伝えたいことを正しく伝え、
理解できる、より深いコミュニケーションを構築する力が必要になっているのかもしれない。
そこで今回は、自分の中に埋れているコミュニケーション力を強化するために意識しておきたい「10のやり方」を考えてみた。
#1:たくさんの情報を一度に伝えない
昼に弁当を食べたとしよう。それが幕の内弁当なら、栄養バランスは抜群だし美味しいのだが、ひとつひとつのおかずは思い出せなかったりする。
しかし、おかず一品勝負の「ステーキ弁当」なら、その肉の味は結構長い間、記憶に残っているものだ。
コミュニケーションも同様で、一度にたくさんの情報を伝えようとすると、かえって重要な情報が相手の印象に残らなくなってしまう。
特に時間が決められている会議やプレゼンでは、あれもこれもと欲張りすぎて、さまざまな情報を雑多に詰め込んだ話よりも、
いちばん魅力的な部分にテーマに絞った話の方が、聞く側の関心を引き、相手の記憶に明確なメッセージを残すことができる。
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