【一転攻勢】カダフィ反 撃 開 始 

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1 暴君ベビネロ(愛知県)

リビア政権側が報復攻撃 カダフィ氏演説「デモはテロ」
【カイロ=山本大輔】反体制派による首都包囲網が狭まりつつあるリビアで24日、
最高指導者カダフィ大佐を支持する政権側の部隊が反撃に転じ、多数の死傷者が出ている模様だ。
政権側が大規模な軍部隊を配置したとの情報もあり、巻き返しを図っているものとみられる。

 カダフィ氏は同日、国営放送を通じて電話演説し、
「国民はまっとうな生活を送ってきた。不満を持つ理由は何一つない」とし、
反体制デモは「(国際テロ組織)アルカイダのビンラディンによる国際テロ行為」と非難。
「私は公的な権力を持たない単なる道徳的権威にすぎない」と強調した。
直接国民に訴えること自体が異例のカダフィ氏が22日に続いて演説をしたのは、
勢いを増す反体制デモへの危機感の表れとみられる。

 政権側の攻撃を受けたのは、首都トリポリの西40キロにあり、
原油の積み出し拠点港があるザウィヤと、首都の東200キロにある同国第3の都市ミスラタ。
いずれも24日朝までに反体制派によって制圧されたと報じられた都市だ。

 現地からの情報によると、ザウィヤでは24日午前、政府関係者を名乗る男が
「反政府行動をやめて去るか虐殺を見るかだ」との警告を伝えに来たが反体制派側が拒否。
その後にミサイルが撃ち込まれるなど攻撃が始まった。
反体制派が制圧した都市では最も首都に近く、政権側は大規模な軍部隊を配置し、多数の検問を設置したという。

 ロイター通信によると、ミスラタでは郊外の空港付近で激しい衝突が起きた。目撃者によると、
ミスラタを奪還するために軍が動員されている。政権側は国営放送を通じて反体制派に投降を促し、
デモ指導者の情報提供には報賞金を出すと訴えた。

http://www.asahi.com/international/update/0224/TKY201102240691.html