リビア、首都攻防戦へ

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1 キョロちゃん(dion軍)

リビア、首都攻防戦へ 軍、反体制派のモスク攻撃

【カイロ共同】
リビア軍部隊は24日、首都トリポリ西方ザウィヤで、反体制派が立てこもるモスク(イスラム教礼拝所)を重火器で攻撃した。
AP通信が伝えた。多数の負傷者が出た可能性がある。反体制派はリビア北東部に続き西部でも制圧を進め、
政権側との衝突が激化。首都への包囲網はさらに狭まっており、
徹底弾圧を主張する最高指導者カダフィ大佐は首都の攻防戦を迫られつつある。

 首都でさらなる反政府デモも計画されており、政権側の弾圧による死傷者の増加が懸念される。

 ザウィヤは、トリポリから西約50キロの地中海沿岸にあり、近くに製油所や原油積み出し港もある要衝。
1969年の無血クーデターで倒れた旧王国の旗を、反体制派が振る姿がインターネット上で流れていた。
国営テレビは24日、カダフィ氏が近く、ザウィヤ住民に向けて演説すると伝えた。

 反体制派は、ベンガジや首都の東約200キロのミスラタなど北東部をほぼ制圧。
さらにロイター通信によると、反体制派は首都西約120キロのズワラも制圧。
チュニジア側に脱出したエジプト人労働者は、武装した民衆の「人民委員会」がズワラを掌握、警察や軍は姿を消したと証言した。

 一方、ザウィヤとズワラの間にあり、古代都市遺跡でも有名なサブラタでは22日夜以降、
軍や警察の支援を受けた民兵約5千人がデモ隊と衝突するなど、政権側の巻き返しの動きもある。

http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011022401000449.html