氷見・女良小で閉校式当日写真展 福岡市の写真家
http://webun.jp/_images/knpnews/20110220/33689-1.jpg 校内の階段踊り場で児童を写した酒井さんの作品=2010年、女良小学校
学校統合に伴い本年度で閉校する氷見市女良(めら)小学校(同市中田、辻本正樹校長)の児童や卒業生の姿を10年間にわたって
追った写真家、酒井咲帆(さきほ)さん(28)=福岡市中央区=の写真展が3月末の閉校式当日、同校で開かれる。
登下校やクラブ活動といった学校生活の一コマをとらえた作品を中心に約200点を展示する。たまたま乗った路線バスの行き先が
女良地区だったのがきっかけで、撮影や文通を通じて児童や住民と交流してきた酒井さん。「大切な学校の思い出をより深く心に
刻んでほしい」という思いを写真展に込めている。
酒井さんは福岡市中央区で写真スタジオを経営する傍ら、写真家として活動。国内のほか、アフガニスタンにも出向き、子どもを
テーマに数多くの作品を手掛ける。
女良地区との交流は、写真専門学校に通っていた2000(平成12)年に始まった。友人が住んでいた縁で初めて富山を旅した時に、
JR氷見駅から当てもなく路線バスに乗った。その行き先が女良地区だった。バスを降りるとすぐに、女良小学校4年生だった
村下尚樹さん(20)=同市中田、会社員=ら児童4人と出会った。商店のベンチに並んでおいしそうにアイスクリームを口にする姿に、
思わずシャッターを切った。
http://www.47news.jp/localnews/toyama/2011/02/post_20110220102016.html