●寄ってたかってヤクザ顔負けの卑劣な脅し
大久保隆規(49)、池田光智(33)両元秘書へも、エゲツない取り調べが行われていた。
大久保秘書を聴取した前田恒彦検事は、「石川さんはオヤジ(小沢元代表)を助けるために認めているんだ。
大久保さんも認めたら」と迫り、「認めないと石川さんも困るし、池田さんはもっと困ることになるぞ」と、
仲間を“人質”に恫喝していた。大久保元秘書は、「逆らえば何をされるか分からない」と恐怖感を覚えたという。
言うまでもなく、前田検事は、大阪地検特捜部の証拠改ざん事件で逮捕されたフダ付きの悪党だ。
かつて「特捜のエース」「割り屋」といわれた前田検事は、取り調べ中に号泣するなど不可解な言動も重ねたらしい。
弁護側によると、大久保元秘書の供述調書は、前田検事がほぼ単独で作成したという。
こんな調書を信用しろという方が無理な話なのである。
池田元秘書の取り調べも似たり寄ったりで、担当検事は、「調書の内容を認めなければ保釈もされないし、
量刑が重くなるぞ」「調書に署名すれば悪いようにはしない。署名しなければ、ほかの秘書の取り調べもきつくなるし、
別件で再逮捕もできる」と脅していた。池田元秘書は抗議をしてもムダとあきらめ、
「検事の作文と言うべき調書に心ならずも署名した」(弁護側)という。
冤罪だった村木厚子・元厚労局長への取り調べと同じ構図だ。想像を絶する検察の無法、
腐敗ぶりには法廷もどよめいたが、デタラメはそれだけではなかった。
検察が「4億円虚偽記載の背景事情」と強弁し、裁判で立証するとしている「水谷建設からの裏金」も、
早くも矛盾と論理破綻のオンパレードなのである。
http://news.livedoor.com/article/detail/5336416/