出雲市朝山町の金剛峯寺大坊で3日、
熱湯につけた青笹で身を清める湯加持(ゆかじ)が行われ、信者らが一心に手を合わせ、一年の無病息災を祈った。
真言宗醍醐派の同寺で、32年前から節分に行われている恒例行事。地元をはじめ、米子市などから30人の信者が集まった。
本堂前に設けられた行場では、まきをくべた釜の湯が沸き上がり、
山伏姿の男性が剣を手に清めの「宝剣の儀」を奉納。釜の前に進んだ藤林照賢住職(56)が、
青笹を釜の熱湯に漬けて勢いよく取り上げ、自分の体や信者らに振り散らして厄をはらった。
続いて、本堂で護摩供養が行われ、願いを記した護摩が炎に入れられる中、信者らも経を唱えて家内安全や健康を祈願した。
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