南海電鉄鉄道(株)(本社・大阪、亘信二社長)で今秋から特急 「サザン」 として導入される、新型車両12000系(4両×2編成の8両)が10日、和歌山市駅にお目見えした。
JR和歌山駅から南海和歌山市駅までディーゼル機関車でけん引され、製造元の東急車輌工場から午前5時20分に市駅へ到着、同社に届けられた。
大手私鉄では初めての空気洗浄技術プラズマクラスター(シャープ(株))を搭載し、ウイルスの作用抑制やカビ菌を除去するなど快適な空間を提供。
すべての座席の背面に、AC電源と幅43センチ×奥行き24・5センチのテーブルを設置し、パソコンを利用しやすくした。
そのほか、座席幅をやや広げ、座席頭部を包み込むような形状にするなど、くつろげる仕上がりとなっている。
同社広報は 「新しい車両が入っても、変わらず愛される鉄道会社でありたい」 と話している。
車両は河内長野の同社千代田工場に渡り、運行に向けた検査をする。新型車両の運行予定は、秋ごろに発表される。
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