録画番組を再生する際にテレビCMを自動的に飛ばす「CMオートカット機能」がついたレコーダーやテレビが、姿を消す見通しになった。
大手電機メーカーでこの機能を備えた製品を生産している三菱電機と東芝が、春以降の新製品に、
この機能の搭載をやめる。地上放送の完全デジタル化で、再生時にCMを確実にカットできるようになるため、
民放各社で組織する日本民間放送連盟が問題視していたことに、電機大手が歩み寄った格好だ。
CMオートカット機能を備えたレコーダーなどは、購入段階から、リモコンなどで操作しなくても
テレビCMを飛ばして再生する設定になっている。
最初の機種は、三菱電機が1990年に発売したビデオデッキだった。
現在は、三菱電機が録画機能を備えた液晶テレビ「リアル」と、ブルーレイディスク(BD)レコーダーの全機種に搭載している。
ttp://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110209-OYT1T01129.htm