90年代深夜の顔・イジリー岡田が語る伝説の深夜番組「ギルガメ」の舞台裏

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 だっちくん(東京都)

2009年6月、兵庫県の民放局・サンテレビジョンの深夜放送『今夜もハッスル』が、放送倫理・
番組向上機構(BPO)から「ポルノまがいで低俗」と指摘され、打ち切りとなった。それ以来、
民放テレビ局からエロ番組が絶滅している状態が続いている。

しかし、「青少年には、深夜に親に隠れてドキドキしながら見るテレビ番組がなきゃダメ」と主張するのは、
テレビ東京系の伝説の深夜番組『ギルガメッシュないと』(91年〜98年、土曜深夜1:15〜2:10放送)に
出演していたイジリー岡田氏だ。当時の人気をこう語る。

「深夜で最高視聴率9.4%って、当時のテレ東のゴールデンより数字持ってたし、
冬季五輪の開会式(時差で深夜に放送)にも勝っちゃった(笑)」
『ギルガメ』でのイジリー氏といえば、なんといっても憂木瞳が裸エプロンで料理を作るコーナー
「夜食ばんざい」。毎回必ず、憂木が上の棚の物を取るというお約束があった。

「あれね、憂木瞳ちゃんのエプロンの下は本当に裸だったんですよ。だからローアングルから
撮るときには、アソコが映らないように僕が頭で隠さなきゃいけない。別にのぞいてたわけじゃないんですよ。
見えてたけど」

飯島愛など人気AV女優を多数起用し、多くの過激な名物企画を生んだ『ギルガメ』だが、
制作に取り組む姿勢はマジメだったという。

「なんでかって、局制作でしたからね。テレビ東京の局制作は当時『演歌の花道』と『愛ラブSMAP!』
しかなかった。それで一番偉いプロデューサーが言ってたのが『志は高く、カメラは低く!』です。
あと、視聴率を取りすぎるとプロデュサーが『視聴率を取るな!』って怒るんですよ。
『目立ちすぎちゃダメだ! だから今週はおっぱいナシ!』って(笑)」

若者のテレビ離れが叫ばれる昨今、“ギルガメ”のように、若者が夢中になる強烈な魔力を持った
エロ番組が必要なのかも。

http://wpb.shueisha.co.jp/2011/02/09/2558/
http://wpb.shueisha.co.jp/wp-content/uploads/2011/02/ee7cfce0719e04888c777af4be5bf27e1.jpg