【バンコク時事】タイ政府は8日の閣議で、首都バンコクの官庁街など7地区に治安維持法を適用することを決めた。
反タクシン元首相派「民主市民連合(PAD)」が首相府周辺の道路を封鎖して反政府デモを続けているほか、元首相支持派
「反独裁民主統一戦線(UDD)」も定期的に集会を開いている。同法の適用により、当局はこうした集会を厳しく規制できるよう
になる。期間は9日から23日まで。
PADはカンボジアとの国境問題をめぐるタイ政府の対応を「弱腰」と批判。国会議員を含むPADメンバーらが国境付近で
カンボジア当局に拘束され有罪判決を受けた事件をきっかけに、先月25日からデモを始めた。今月11日には別の場所で
大規模集会を開くとしている。(2011/02/08-19:11)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011020800835