自民党県連(会長・三ツ矢憲生衆院議員)は七日、津市桜橋の党県連本部で幹部会を開き、任期満了(四月二十日)に
伴う今春の知事選で、元通商産業省(現経済産業省)課長補佐、鈴木英敬氏(36)=鈴鹿市白子町=の推薦を決定。
幹部会後、三ツ矢会長が鈴木氏に推薦状を交付した。鈴木氏は、前日の愛知県知事選と名古屋市長選で当選した
大村秀章氏、河村たかし市長らに、応援を求めて働き掛ける意向を示した。
鈴木氏は元同党県第二選挙区支部長。三日付で同党を離党し、みんなの党と公明党にも推薦を申請している。
推薦状を受け取った鈴木氏は、「自民党は古巣であり、応援していただいている方もたくさんいる。大変ありがたい」と謝辞した。
愛知県知事選で大村氏が、名古屋市長選で河村市長がそれぞれ当選したことに絡み、「(今後)相談した結果、応援演説の
可能性もゼロではない」と、応援を要請する考えを示唆した。
三ツ矢会長は、鈴木氏を「これまで自民候補として戦ってきた人。推薦するにふさわしい」と評価。鈴木氏がみんなの党と
公明党にも推薦を申請している点については、「非民主でまとまるのは意義がある」と強調し、「民主党の政策に歯止めを
掛けないと、地方も国もおかしくなる。もちろん勝つつもりだ」と話した。
現在、県知事選に名乗りを挙げているのは鈴木氏だけだが、民主党や連合三重など民主系のほか、共産党も擁立に
向けて動いており、今月中旬ごろまでには候補者が出そろう公算が大きい。
http://www.isenp.co.jp/news/20110208/news01.htm