遠近両用コンタクト投入 シード、中高年に照準
シードは国内外で、コンタクトレンズの販売を強化する。国内では年内に、
1日で使い捨てるタイプ「ワンデーピュア」に遠近両用型を追加投入し、
40〜60代の潜在需要を発掘する。海外では中国やベトナムなどを中心に、
販売を強化、3〜5年後の海外売上高は年間20億〜30億円を目指す。
同社は2週間交換タイプやハードタイプに、手元から遠くまで自然でクリアな
視界を実現する、遠近両用型を投入している。これに新たに1日で使い切る
タイプを投入する。遠近両用型のコンタクトレンズ利用者は10万人強とみられ、
「40代半ばから50代を中心に伸び率も高い」(浦壁昌広社長)ためだ。
一方、医療機器を対象とした国際品質規格とEU圏でのビジネスに不可欠な
安全規制適合マークを取得したのを機に、海外でのコンタクトレンズ販売事業
を強化する方針で、当面はベトナム、シンガポールなどで代理店を中心に
販売ルートを開拓する計画だ。三城や愛眼など中国への出店を加速させて
いる眼鏡専門店チェーンなどに売り込みを強める方針だ。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110206/bsl1102061711001-n1.htm