最多の2万2000人提訴へ=嘉手納基地爆音で周辺住民ら―沖縄
米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の周辺住民が騒音被害に対する
損害賠償や飛行差し止めを求めた訴訟に絡み、周辺住民らが5日、沖縄市で記者会見し、
日米両政府に夜間・早朝の飛行差し止めなどを求める第3次訴訟を3月28日に那覇地裁沖縄支部に起こすと発表した。
弁護団によると、原告数は2次訴訟の5540人を大幅に上回る2万2063人で、基地騒音をめぐる訴訟では史上最多となるという。
原告団長を務める予定の社会福祉法人理事長新川秀清さん(74)は「嘉手納基地の爆音で生活は脅かされ、
子供たちの学習の場さえも破壊されている」と強調。
弁護団長の池宮城紀夫弁護士は「基地を沖縄に押し付ける状況を県民は許しませんよ、という怒りの訴訟だ」と訴えた。
また原告団は、2次訴訟の上告が先月棄却されたことについて
「最高裁は、国の爆音発生への関与と被害放置を改めて容認した」と批判する声明を発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110205-00000090-jij-soci 依頼617