那覇市は3日までに、防衛省の補助事業を活用し、2011年度から奥武山公園陸上競技場を
Jリーグなどの公式試合が開催できるサッカー場としても使えるよう整備する方針を決めた。
整備費は70億〜80億円程度を見込む。
サッカー場整備を公約に掲げていた翁長雄志市長が15日に市議会2月定例会での施政方針で表明する。
現時点で県内にJリーグの公式戦が開催できるサッカー場がないことから、
同競技場を改修し、サッカー競技の活性化や経済振興などを図りたい考えだ。
市は昨年9月議会で「市の財政状況から単独での整備は困難。
奥武山野球場の整備と同様に高率補助が適用できるよう関係省庁に要請した」と説明していた。
同球場は政府との「県都那覇市の振興に関する協議会」での議論を経て、
事業費の4分の3を国庫補助とする防衛施設庁(当時)の街づくり支援事業で建設。
プロ野球巨人の春季キャンプ誘致にこぎ着けた。
一方、県も県総合運動公園(沖縄市)の改修によるJ1規格のサッカー場整備を検討しており、
11年度県予算案に調査費や研究費を盛り込む方針を決めている。(当銘寿夫)
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