テレビ局が「暴走」を続けている。斉藤佑でごった返す、かと思われた初日の日本ハムのキャンプ。
予想外のファンの少なさで、「絵づくり」に困ったテレビ局が動いた。サブグラウンドでたこ揚げを
していた地元の幼稚園児らを引率する保母を口説いて球場に連れてくると、「佑ちゃん頑張って〜」と
大きな声で声援を送らせた。その姿をテレビカメラがしっかり撮影。テレビが映らないところで幼児らは
「ねえ、先生、佑ちゃんって誰?」「斎藤君って言えばいいの? どうして?」と、純粋なまなざしで
つぶやく姿がなんともむなしかった。
午前中はキー局のワイドショーが斎藤の練習風景を生中継。スタンドに立った女子アナは、18番の背番号が
プリントされた斎藤グッズが売れに売れているかのようにしゃべっていたが、人がいないのだからグッズが
大量にはけるはずもない。球団はこの日(1日)の観客を800人と発表したが、斎藤を追い回す56社、423人の
報道陣の方がはるかに目立っていた。
ソース 本日のゲンダイ
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