SM、レズビアン、BL、時代モノ…官能小説の世界はページを開けば、そこにはめくるめく快楽が…。
果てなきエロスの世界に誘ってくれる官能小説を男性だけのものにするなんてもったいない!
でも、どんな楽しみ方をすればいいのかわからない人もいるのでは?
ここでは超基本とその楽しみ方を紹介しよう。
最近、官能小説は女性向けの作品も相次いで登場している。
官能小説評論家・永田守弘さんが語る。
「男性にはセックスシーンを淫蕩に描いているものが人気ですが、
女性にはセックスに至るまでのシチュエーションや心理状態を、情緒的に描写したものがウケています」
官能小説は読み手の想像力をかきたてるが、人によって興奮するツボはさまざま。ジャンルも幅広い。
「不倫、年上、年下、SM、近親相姦、同性愛など…。
昔の恋人と出会って再燃するものは“回春モノ”といってこのところ男女問わず人気。
時代官能では、現在ではなくなってきたおおらかで淫放な設定が女性に人気です」(永田さん)
また、官能小説は「実用書」としての活用もできると語るのは作家の内藤みかさんだ。
「官能小説には男性が喜ぶツボがいっぱいちりばめられていますから、
こんなふうに舐めてみようとか、感極まったクライマックスでこんな言葉をいってみようとか、
実用書としても使えます。夫と音読し合って、ひさびさに夜の営みが盛り上がったなんて女性もいます」
では、実際に読者はどのようにして官能小説を楽しんでいるのか?
45才の主婦は「官能小説を開いた瞬間から新しい世界が広がり日ごろのストレスも忘れさせてくれます。
“明日の私はこんなことしているかも”と、女性の登場人物になった気持ちで読むと一層、楽しめます」と語る。
ほかにも「ふだんできないことを疑似体験できる」(38才・主婦)や
「ひとりHに使ってます」(26才・OL桃子さん)などのように、幅広い楽しみ方があるようだ。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110201/dms1102011530009-n1.htm 依頼333