スーパーなどで高齢女性に片言の日本語で話しかけ、油断している間に盗みを繰り返していたとして、
ペルー人グループ5人が、埼玉県警捜査3課と深谷署などに逮捕されていたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。
埼玉県北部や群馬、茨城県など関東地方で昨年夏以降、同様の事件を約100件起こし、被害総額は数百万円に上るとみられる。
捜査関係者などによると、逮捕されたのは、住所不定、無職コベナ・グティエレス・ダビ・アレクシス(24)、群馬県大泉町寄木戸、
無職ヨネス・サルミエント・フリア・スミエ(27)両被告(いずれも窃盗罪などで公判中)ら5人。
アレクシス被告らは昨年7月6日、前橋市のスーパーで、女性客に日本語で話しかけ、女性が買い物カートから離れたすきに、
現金8万4000円が入った手提げバッグをカート内から盗むなどした疑い。
高齢の女性客ばかりを狙って「赤飯の作り方を教えて」などと話しかけていた。声かけと盗み、見張り、
移動に使う車の運転役などの役割を分担し、近づいてきた店員にも声をかけ、注意をそらしていたという。
5人は群馬県太田市や大泉町のアパートなどで暮らし、ディスコで知り合うなどした仲間といい、
「生活費が欲しかった」などと供述しているという。
(2011年1月26日10時53分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110126-OYT1T00317.htm 依頼89