【Top Gear】リチャード「メキシコ人はニート同然。サボテンでも見てシコシコしてろ」→炎上
[ロンドン 1日 ロイター] メキシコのエドゥアルド・メディナ・モーラ駐英大使は、BBCテレビの人気自動車番組「トップ・ギア」で出演者らが「攻撃的かつ外国人を嫌悪するような」発言をしたとして、同局幹部らに抗議の書簡を送った。
1月30日に放送された同番組では、出演者のリチャード・ハモンドとジェレミー・クラークソン、ジェームズ・メイが、メキシコのスポーツカー「マストレッタ」を紹介。
ハモンドは「車には国民性が表れる」とした上で、「メキシコの車は怠け者で無気力だし、多量のガスを発生させる上に、重すぎる。真ん中に穴の開いたブランケットをコートにして、サボテンを見ながらフェンスに寄りかかって寝てしまうんだ」と語った。
クラークソンは「こんなことを言ってもメキシコの大使館から苦情はこない。なぜなら、大使はリモコンを持ってこんな風に座っているからさ」と話し、椅子に崩れるように座りいびきをかくポーズをとった。
これに対して大使は、出演者に公の謝罪を命じるようBBCに要求。書簡で「このような発言は、否定的な固定概念を強め、メキシコやメキシコ人対する差別を長引かせるだけだ」と非難した。
BBC側は「メキシコ大使からの書簡は受け取っており、直接返答する」と発表している。
BBCのクイズ番組が長崎の二重被爆者を「世界一運が悪い男」とジョーク交じりに紹介した問題では、在英日本大使館が書面で抗議していた。
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-19338220110202