霧島連山の新燃岳、火砕流が発生 専門家はさらに大きな噴火が起こる可能性を示唆

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 バスママ(栃木県)

新燃岳:噴火 火口付近で火砕流 52年ぶり爆発

 鹿児島、宮崎県境にある霧島山系新燃(しんもえ)岳(1421メートル)の噴火で、火口付近で火砕流が起きていたことが分かった。
27日、宮崎県高原町であった霧島火山防災連絡会コア会議の後、鹿児島大学の井村隆介准教授(火山地質学)が明らかにした。
井村准教授は「さらに大きな噴火が起きる可能性がある」と警戒を呼びかけており、両県は同日、災害警戒本部を設置した。

 上空調査に同乗した井村准教授によると、火口から北西以外のほぼ全方向へ火砕流の跡が確認された。

 新燃岳は、27日午後3時41分、爆発的噴火(爆発)を観測した。
爆発は52年ぶりで、噴煙はその後最高で火口から約3000メートル立ち上った。
噴煙量から中規模な爆発的噴火という。【川上珠実】

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/images/20110128k0000m040097000p_size5.jpg
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110128ddm001040044000c.html