徳島県は平成24年4月、発達障害を持つ生徒を受け入れる特別支援学校「みなと高等学園」を小松島市に開校する。
発達障害者の自立と就労支援が目的。県教委や文科省によると、
発達障害の高校生を専門的に支援する学校の設置は全国初の取り組みという。
県教委によると、同校には、商業ビジネス、情報デザイン、生産サービス、
流通システムの4学科(定員各8人)を設ける予定。自立に向けた専門教育に加え、就業体験を積極的に取り入れ、就労支援を行う。
校舎は、小松島市にある旧徳島赤十字病院の建物で、耐震性が確認されたものを改修して活用する予定で、
27日に着工、11月末の完成を目指す。
年金や医療助成などの制度がある障害者と異なり、
学習障害(LD)やアスペルガー症候群などの発達障害者は、支援の谷間にあるという。
現行制度では、発達障害を持つ児童や生徒は普通校に在籍しており、
思春期と重なる高校生になれば、環境になじめずに不登校になったり、中退するケースが多かった。
県教委特別支援課の冨樫敏彦課長は「少人数によるきめ細かい教育活動で発達障害を持つ生徒らの自立を支援したい」と語る。
ttp://sankei.jp.msn.com/life/news/110127/edc11012700010000-n1.htm 依頼240