2009年8月 5日 (水)
【ミニ情報】巨額脱税の「コリンシアンパートナーズ」など2社、大阪の金融業者が実質支配下に
539本誌7月25日付記事で報じていたように、巨額脱税の疑いで逮捕状が出ている中村(=中澤)秀夫容疑者の関係会社、「コリンシアンパートナーズ」「CCS」の2社は、同容疑者が海外逃亡する前後に登記変更を申請していた。
その内容が最近明らかになったので、お知らせする。2社の代表取締役は埼玉県在住のMという人物(今年1月就任)だったが、いずれも渡辺賢一氏に変更されていた。
登記簿謄本によると、渡辺氏は7月7日に就任したことになっている。
登記された日付は同月14日。登記された渡辺氏の自宅住所は港区東新橋1丁目で、中村容疑者の「居宅」とされるものと同一。
関係者によれば、この渡辺氏は司法書士の資格を持ち、セブンイレブンジャパンの顧問なども務めているが、実は金融業F社(大阪市中央区)とのつながりが非常に深い人物だという。
今回のコリンシアン、CCS2社の代表取締役就任も、F社のオーナーI氏がバックにいると見られている。
「このIを中澤(=中村容疑者)に紹介したのは、丸石自転車事件で逮捕された金融ブローカーのKです。Iらの狙いは、様々な投資案件で散っている中澤の資産をサルベージすることにあります。
その中で注目されるのは、コリンシアンが鬼頭(和孝)に貸していた数億円の資金で、すでにIらは回収のため鬼頭サイドに接触をはかっています」
中村(=中澤)容疑者の海外逃亡をきっかけに、「丸石自転車」で暗躍した人脈などが次々に入り込み、事件は新たな様相を呈してきた、といえるだろう。引き続き注目していきたい。
http://outlaws.air-nifty.com/news/2009/08/post-5690.html