6羽からウイルス検出 処分へ
1月22日 5時56分
宮崎市の養鶏場で鳥インフルエンザの疑いがあるニワトリが見つかった問題で、6羽から鳥イ
ンフルエンザのウイルスが検出され、宮崎県は、この養鶏場で飼育されている1万羽余りのニ
ワトリの処分を始めることにしています。
宮崎市にある養鶏場では、21日、ニワトリ36羽が死んでいるのが見つかり、簡易検査で鳥
インフルエンザの陽性反応が出たため、宮崎県が遺伝子を調べる詳しい検査を行っていました。
その結果、検査した7羽のうち6羽から「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されま
した。これを受けて、宮崎県は、感染の拡大を防ぐため、22日午前中に、この養鶏場で飼育
されている1万羽余りのニワトリすべてについて処分を始めることを決めました。また、この
養鶏場から半径10キロ以内にある51か所の養鶏場のニワトリや卵の移動を禁止するととも
に、立ち入り検査をして問題のあるニワトリがいないかなどを確認することにしています。さ
らに、半径10キロ以内の道路に消毒ポイントを設置して、一般の車も含めて徹底的な消毒を
行うことも決めました。一方、県はウイルスの毒性などを詳しく調べるため、検体を茨城県の
動物衛生研究所に送ることにしています。鳥インフルエンザを巡っては、去年の10月以降、
各地で毒性の強い「H5N1」型のウイルスが野鳥などから確認されるケースが相次いでいて、
養鶏場で飼育されているニワトリからウイルスが検出されるのは、去年11月の島根県以来、
2件目です。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110122/t10013562111000.html