八戸に16キロのLNGパイプライン
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110121140913.asp 八戸市の八戸港ポートアイランドで2015年春から液化天然ガス(LNG)輸入基地を操業する
JX日鉱日石エネルギー(東京)は20日、同基地の建設に合わせ、
八戸市内に天然ガスのパイプライン計約16キロを新設することを明らかにした。
既存の約4.7キロと合わせ、総延長約20.7キロで工場や事業所に天然ガスを運ぶ。
20日、同市の八戸プラザアーバンホールで県や市などが開いた「LNG利用促進セミナー」の席上、
講演した同社の担当者が明らかにした。
輸入基地は、同社が07年3月から操業している北東北向けの拠点「八戸LNG基地」の北東側約1.5キロに建設する。
既存の基地は貯蔵能力4500キロリットル、年間供給能力6万トン。
パイプラインやタンクローリーで北東北3県にLNGを供給している。
新たに建設する輸入基地は貯蔵容量28万キロリットルで、年間供給能力は約100万トンを見込む。
既存基地と八戸ガスなどの間はパイプラインで結ばれている。
輸入基地建設に合わせ、水産加工団地や桔梗野工業団地までパイプラインを新設する。
セミナーには県内外の約400人が参加、JX日鉱日石エネルギーの三宅俊作常務執行役員らが講演した。
三宅氏は輸入基地整備の進捗(しんちょく)状況について「現在、地盤改良(工事)を進めており、
今春に(基地本体に)着工したい」と述べた。