インド人 「東京からは清潔さしか見習うべきところはない。華やかさは北京、上海のが上」

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1 フクタン(チベット自治区)
  瞭望東方周刊はこのほど、上海に滞在して長いというインド人が2010年夏に
東京旅行をした際の感想を報じた。

  インド人にとって、「日本は賑(にぎ)やかで先進的かつ神秘的な国」という印象
を持っているそうだ。しかし、成田空港に到着した際、入国手続きの際に1時間も列
に並ぶことになったが、「日本人の生真面目(きまじめ)な性格のためかもしれない」
と語り、「これが上海だったら、すぐにカウンターを増やし、職員を動員して整理に当
たる」と述べた。中国では「スピード」と「効率」が優先であり、これが上海式の「先進
性」なのだと紹介した。

  さらに、銀座や表参道などの繁華街を歩いてみたが、「息を呑むような美しさ」を
感じなかったという。表面的に見れば、東京のネオン街のきらびやかさや、ビルの高
さはすでに北京や上海には及ばないと主張し、東京はすでに「先進的」な都市の代表
ではない感じたことを紹介した。

  しかし、東京で数日過ごしてみると、「やはり東京はアジアでもっとも先進的な都市」
であることを悟ったという。その理由として、東京の先進性は「細部」に見られると分析。
例えば、丸の内や赤坂のオフィスビルにはゴミ1つ落ちておらず、ロビーの目立つ所か
らトイレに至るまでどこもピカピカだったと紹介した。

  また、東京のもっとも先進的なところは「富を見せびらかす」という浅はかな考えから
脱し、社会の富を浪費しないことだと主張する。しかし、中国とインドは「見せびらかす」
ための消費欲は増すばかりだと意見を綴り、「これこそわれわれインド人が学ぶべき
『先進性』でないだろうか」と結んだ。


http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0116&f=national_0116_025.shtml