非常時の対応が問題にされた岡崎トミ子・国家公安委員長が14日、内閣を去ることになった。
昨年9月の内閣改造で、消費者相を兼ねる形で初入閣を果たした岡崎氏。
着任時は、アナウンサー出身の明快な語り口で「国民の安全のために治安を確立したい」と述べ、
警察庁内での女性キャリアの積極登用などに意欲を見せていた。
しかし11月に起きた北朝鮮の韓国砲撃時に登庁しなかったことを問題視する野党から
問責決議案が出され、窮地に。決議案は廃案となったが、わずか4か月で退任となった。
14日の記者会見では、「短い4か月だったが、その倍は働いた感がある」と自負しつつ、
「政策を実現できなかったという点では力不足だったと思う」と、無念さをにじませた。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110114-OYT1T00646.htm