札幌市で昨年8月に起きた殺人事件で、逮捕された容疑者と同姓のため、北海
道江別市の不動産会社がネットで中傷される事件があり、北海道警は13日、
静岡県富士市にある小学校の非常勤講師の男(34)を信用毀損(きそん)容疑
で札幌地検に書類送検した。
発表によると、男は昨年8月25日、女性2人が死傷した事件について、自宅
のパソコンを使い、ブログに「犯人の親は江別市の不動産会社経営です」など
と事実無根の話題を書き、同社の信用を毀損した疑い。
男は1000以上のブログを持ち、広告を載せてアクセスなどに応じて報酬が
得られる「アフィリエイト」で月に約10万円相当のポイントを得ていた。調
べに「注目される話題を載せ、アクセスを増やそうとした」などと供述してい
るという。
同社を巡っては、同社の社長が容疑者と同じ姓だったことから、ネット掲示板
やゲームサイトなどで中傷が相次ぎ、道警が捜査していた。男のブログには約
50件の書き込みがあり、道警は、男のブログが発端で中傷が広がった可能性
があるとみている。
(2011年1月13日20時45分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110113-OYT1T00860.htm