現在の竜騎士07さんを支えているのが、公務員としての社会人経験です。一見
自由気ままに見えるクリエイター生活ですが、そこには会社に所属するビジネスマン
以上の責任感やコミュニケーション能力が必要。いったい竜騎士07さんは、公務員
時代になにを学び、学んだことを今の仕事でどう生かしているのでしょうか?
詳しくお聞きしました。
―現在はシナリオライターとして活躍している竜騎士07さんですが、なにか公務員
時代に学んだことで、役に立っていることはありますか?
すべて、といっても過言ではないくらい、公務員時代の経験が役に立っています。
中でも一番大きいのが、ルールの中で働き、社会を学ぶことができたこと。同じ
環境の中に若い人もいればベテランの方もいて、いろいろな人と関わりながら仕事が
できたことは、とても大きな糧になっています。
―その他に、なにか公務員時代に学んだことはございますか?
ビジネスマナーというか、社会人としての常識みたいなものを学びました。
たとえば、上司から「8:30に出社しなさい」と言われたとしますよね? だからといって
素直に8:30に出社していたら、これは社会人として失格です。「8:30に出社しろ」と
いわれたら、少なくとも新人は30分前に出社して、机を拭いたり、お茶の用意を
したりしなければいけない。そういう「社会人として当たり前の配慮」や「ビジネスの
上での常識」を学ぶことができました。
―その自信や責任感があるからこそ、しっかりとご自身を律しながら作品作りを
続けていくことができるのでしょうね。
そうですね。よく「どうしたら作家になれるんですか?」と聞かれるんですけど、
まずは当たり前の責任感を持って、自分の作品を完成させてほしいなと思います。
http://freshers.mycom.co.jp/senpai/hero/vol06/index04.html