ナデシコ

　阿久根市脇本の下村地区の子ども育成会は、近くの海岸に漂着したタイヤや浮き球を再利用して、公民館前に花壇をつくった。
８日は総出で周囲の竹やぶを払い、看板を設置。花壇の完成を祝った。
　同育成会は昨年夏の親子会で、子どもの通学路になっている公民館前の美化を話し合った。
ウミガメ産卵のため日ごろから海岸清掃を続けており、集まった漂流物で花壇をつくることを決めた。
　子どもらは、土を掘ってタイヤを埋め込んだり、浮き球を加工してカエルの顔にかたどったりした。
浮き球には中国語とみられる文字が入っているものもあった。
　花壇に名前を付けるため、海や環境整備をテーマに子どもたちから募集。
２５件の応募があり、脇本小学校５年松崎優子さんの「下村っ子のニコニコ　エコ花だん」に決まった。
　花壇には色とりどりのパンジーやナデシコなどが植えられた。同校５年の早水奈緒さんは「土を運ぶのが重くて大変だったけど、
きれいな花壇ができてうれしい。みんなで交代しながら花の手入れをしていきたい」と話した。
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