サッカー中田、宮崎で慈善試合=口蹄疫復興で県などと連携
元サッカー日本代表の中田英寿氏や、横浜FCの三浦知良選手らが参加した口蹄(こうてい)
疫の復興イベントが10日、宮崎市で開かれた。中田氏が率いるチームと、地元のJFL所属
「ホンダロック」との慈善試合では、会場いっぱいの約1万3000人の観客が声援を送った。
収益は口蹄疫の復興資金や地元のサッカー振興に充てられる。
試合は県などと中田氏が代表理事を務める財団法人が主催し、一般客のほかに口蹄疫の被害農
家や地元小学生を無料で招待した。
試合は、先制されたホンダロックが後半に逆転したが、中田さんの同点ゴールで2−2で引き
分けた。試合後に会見した中田氏は「ここまで(観客が)入ると思わなかったので、選手らも喜
んでいる。(口蹄疫被害から)一歩踏み出すためのきっかけとして、何か感じて帰ってもらえた
らいいなと思う」と語った。
ファン投票で試合のMVPに選ばれた三浦知良選手も試合後に会見し、「(口蹄疫の)被害に
遭った人たちのことを考えると、日本全体の問題としてみんな協力していくべき。(今回)ヒデ
を中心に少しでも協力できたことに誇りに思うし、うれしい」と感想を述べた。(2011/01/11-
13:27)
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2011011100608&j1