前法相、検事総長に「正義見せて」 “指揮”は3回
(1月8日 17:17)
柳田稔前法相が8日までに共同通信の取材に応じ、大阪地検特捜部の証拠改ざん事件が発覚した際、当時の大林宏検事総長に
「正義を見せてほしい」と直接伝えていたことを明らかにした。大林氏への指示はこの時を含めて3回あり、
さらに柳田氏の辞任前日も法務省に呼んだが会わなかったという。一方、中国漁船衝突事件の船長釈放については「何も言えない」として答えなかった。
検事総長に対する法相の指示が具体的に明らかになるのは異例。柳田氏も法務省刑事局も
「大林氏への指示は一般的な指揮監督で、個別事件の指揮権に基づくものではない」としている。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/domestic/main/news/20110108/439245