■ 政調費でカレンダー、顔写真に愛・希望の文字
山口県議会の柳居俊学副議長(60)(自民)が、政務調査費で作製した
自分の顔写真入りカレンダーを選挙区内の世帯に配布していたことがわかった。
2009年度は約74万円を充てて約1万部を配っていた。柳居議員は不適切な処理と認め、
カレンダー作製費に充てた過去5年分の政調費を県に返還する方針。
カレンダーは月めくりで、柳居議員の顔写真と「愛」「希望」などの信条が印刷されている。
柳居議員の選挙区である同県周防大島町のほぼ全世帯に配布されていた。
09年度の政調費の収支報告書によると、柳居議員は「政策資料」の名目で、73万9200円を支出。
08年度の報告書にも同様の支出があった。
読売新聞の取材に対し、柳居議員は「政策資料」がカレンダーだったことを認め、
「10年以上前から毎年政策ビラのつもりで配っていた」と説明。
県議会事務局に残っている05〜09年度分の収支報告書を調べ、カレンダー作製に充てた政調費を全額県に返還するという。
「町民や県民に申し訳ない。速やかに返還したい」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110105-00000626-yom-pol