[ニューイヤー駅伝] 電力勢健闘 中国電「次世代チーム」6位
第55回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝2011、日本実業団陸上競技連合主催)が
1日、群馬県庁前を発着点とする7区間・100キロメートルのコースで行われ、ゴール直前の
接戦を制したトヨタ自動車が初優勝を飾った。中国電力は昨年から2つ順位を落とし、6位に終わった。
九電工は14位、東京電力グループは21位、3年振りの出場となったトーエネックは23位、
四国電力は28位、中電工は32位だった。
中国電力は今回、佐藤敦之ら五輪経験選手をはずし、森本卓司、石川卓哉、米澤類の3人の
ルーキーを起用。新たな戦力を中心とした次世代チームで臨んだ。
レース序盤は外国人選手のひしめく2区で森本が苦戦したが、3区の石川、4区の岡本直己が猛追し、
6位に浮上。6区の米澤は区間2位の走りを見せ、7区の新井広憲が6位争いを逃げ切ってゴールした。
目標の3位には届かなかったが、若手選手の台頭を印象付ける結果となった。
36年連続42回目の出場となる九電工は、2区のポール・タヌイが6位まで順位を押し上げたものの、
3区の高井和治が失速。4区の前田和浩、7区の吉川修司らが懸命に追い上げたが、14位に終わった。
東京電力グループは、1区の若松儀裕が先頭集団で力走したが、2区の佐藤健太が外国人選手らに
追い抜かれ、続く3区の永井大隆も力を出せず27位に後退。しかし、4区の椎谷智広、
5区の竹下正人がねばり強い走りで追い上げ、21位でゴールした。
沿道には各支店から多くの社員が応援に駆け付け、上州路を走る選手を声援で後押しした。
中国電力の坂口康監督は、現在のチームの状態を「若返りの時期であり、難しい転換点にある」としながらも、
「堂々たる走りだった」と今回のレースを評価した。
また、陸上競技部の部長を務める渡部伸夫執行役員・経営企画部門部長は、
「次世代を担う若手選手が果敢に走り、各選手が力を発揮した」と選手の健闘をたたえた。
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