NTT <9432> が小動き。ゴールドマン・サックス証券では30日付で、投資判断「買い」、目標株価4500円を継続している。
29日に日本経済新聞が、11年4月をメドにFTTH(光ファイバーによる家庭向けデータ通信サービス)サービス料金値下げに踏み切る方針であると報じている。
同証券では、NTTは単純な値下げを回避して、当面の収益への影響を最小限に抑制した形であり、政府や他の事業者の批判をかわす考えと見られると指摘。
一方で、この施策で政府などの期待に達するかは不透明であり、引き続き政府の政策リスクが懸念要因(ディスカウント要因)として残ると考えるとコメントしている。
また、今回の価格施策でFTTH加入者が加速度的に増えるかは疑問が残り、3年後のNTTの経営形態の再見直しの時期に政府が何を基準に値下げ効果があったと判断するかははっきりとせず、
仮に「光の道(全世帯がFTTHを利用)の道筋が見えているか否かが判断基準となる場合は、「FTTH加入者獲得で苦戦しているNTTにとって厳しい結果となろう」としている。
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