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178 イチゴ狩り(東京都)
医学の進歩で注射は不要に

高濃度のインフルエンザワクチンを鼻の内側の粘膜に噴霧すると、従来の注射型ワクチンでは難しかった感染防止効果が出ることを、
国立感染症研究所の長谷川秀樹室長らが臨床研究で確かめた。粘膜特有の免疫反応が誘導できたためと見られる。
遺伝子が毎年変化するインフルエンザウイルスにも対応し、新たなワクチン開発につながる成果だ。
研究チームは20〜60歳代の健康な男性5人の鼻に、季節性のA香港型インフルエンザに対するワクチンを、
通常の3倍の濃度で吹き付けた。3週間の間隔をあけて2回接種すると、全員で鼻汁に含まれる、
粘膜特有の免疫物質(抗体)が感染予防に十分とされる量まで増えた。
この抗体は、10年前のA香港型など過去のウイルスに対しても、感染予防効果が確認できた。接種による副作用も見られなかった。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20101229-OYT1T00825.htm