菅首相インタビューの要旨
菅直人首相の内閣記者会インタビュー要旨は次の通り。
▽消費税含む財政再建
財政健全化は十分だとは思っていない。年明けの段階で、未来に向かっての方向性を示したい。1党だけで
実現するのは困難な課題だ。来年通常国会が始まるまでに(与野党協議が)できればありがたい。
▽内閣改造
(問責決議を受けた仙谷由人官房長官、馬淵澄夫国土交通相の処遇について)現時点で考えをまとめている
わけではない。(仙谷氏の法相兼務は)常識的に今の形のままでいいか検討しなければいけない。
▽小沢氏の国会招致
政治とカネの問題について、小沢一郎民主党元代表が国会で説明することが本人にとっても民主党にとって
も必要だ。本人以外に説明できない。政治家として、国民に対する約束をしっかり守っていただきたい。党の
ことを考えれば、最終的には出席してもらえるのではないか。(この問題で)党が割れるなんてことは全く考
えていない。
▽普天間移設
5月の日米合意を踏まえながら、沖縄の基地負担をできる限り軽減できるよう誠心誠意取り組む。米軍普天
間飛行場の移設について首相である私自身に大きな責任があるが、全国民がこの問題に真正面から向き合い議
論に参加してもらいたい。(決着の)期限を切ることはしない。それは米側も十分理解している。
▽来年度予算案
「元気な日本」を復活するための予算と位置付け、日本社会が閉塞感に覆われている状態を突破していく予
算案を組んだ。子ども手当や高校無償化などマニフェスト(政権公約)に盛り込んだ課題は前進した。(予算
案審議には)野党も国民の生活を守る姿勢でしっかり応じていただきたい。
▽たちあがれ日本
いろいろな方といろいろな形で意見交換しているが、現時点で(たちあがれ日本に)正式に何かを申し入れ
たとは承知していない。
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010122401000852.html