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来年度予算案を閣議決定
12月24日 18時53分

政府は、一般会計の総額が過去最大の９２兆４１１６億円に上る来年度予算案を２４日の臨時閣議で決定しました。
政府は、この来年度予算案を年明けの通常国会に提出することにしています。

それによりますと、来年度予算案の一般会計の総額は９２兆４１１６億円で、今年度の当初予算を
１１００億円上回って過去最大となりました。歳出は、「一般歳出」に「地方交付税」１６兆７８４５億円を加えた
▽「国と地方の政策にあてる経費」が今年度とほぼ同じ、７０兆８６２５億円、▽国債の返済に充てる
「国債費」は２１兆５４９１億円です。これに対して歳入は、▽「税収」が４０兆９２７０億円と、
企業業績の回復で今年度の当初予算より３兆円増え、▽税金以外の「税外収入」は、
特別会計の積立金など、いわゆる「埋蔵金」を取り崩して７兆１８６６億円確保しました。
この結果、▽歳入不足を補うための「国債の発行額」は、今年度より、わずかに少ない４４兆２９８０億円となり、
今年度を上回らないようにするという政府の方針は達成できた形になっています。
しかし、子ども手当を増額したり、法人税を減税したりする財源を確保する必要があったことから
国債の発行額の大幅な削減までは踏み込むことができておらず、当初予算の段階で２年連続で
税収を上回る異例の事態となっています。政府は、この来年度予算案を年明けの通常国会に
提出することにしています。

http://www.nhk.or.jp/news/html/20101224/t10013058241000.html