ねえ今夜どう対抗する?

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H&Mなど大手にどう対抗? 世界に通じる人材育成 ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正氏
'11戦略 そこが知りたい(1)

2011年も企業経営を巡る環境は厳しそうだ。円高や内需縮小で国内景気は力強さを欠き、海外では
新興市場を巡る競争が激しさを増す。シリーズで成長戦略をどう描くのかを聞く。
初回は衣料品専門店「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長。
H&M(スウェーデン)やインディテックス(スペイン)という世界最大勢力にどう対抗していくのか聞いた。

1972年、小郡商事(現ファーストリテイリング)入社。84年社長、02年に会長に就いたが、05年から社長を兼務。61歳。

――衣料品店で世界4位につけたが、H&Mなど流行品を低価格で提供するファストファッションも世界で勢力を伸ばしている。

「H&MやZARA(インディテックスのブランド)以上に成長するには、海外中心に年間300店(現在のユニクロは国内約820店、
海外約150店)を新設する必要がある。実行できなければ、20年に連結売上高5兆円(10年8月期は8148億円)の
目標を達成できない。(今期は国内外約100店の)出店速度を上げるための基盤をどうつくるかが課題だ」

「日本の政治や経済は劣化し、危機的状況だ。政治家は日本人がお金を安心して使える未来を
提示しなければならないが、そうなっていない。当社は日本に頼らずに世界中で商売しないと生き残れなくなった。
グローバル企業への脱皮が欠かせない」

――来年300人を海外で採用し、毎年の採用の過半を外国人とする計画の狙いは。

「海外でも日本と同様に店長候補で入社し、店長を経て経営幹部になり、世界各国に異動するようにしたい。
今年国内で設けた経営者育成機関をニューヨークやパリ、上海、シンガポールにも新設する。
一般に日本人は意識が閉じていて外国人と仕事ができない。日本の店長と本部の管理職以上は
必ず3年くらい海外で勤務させて、世界で通用する人材にする。英語の社内公用語化もぜひやりたい」
(略)

http://s.nikkei.com/hPsHB1