ねえ今夜なに飲む？

ビール風味飲料、飲むのは運転時より食事に合わせて
飲用者割合１位キリンフリー、２位サントリーオールフリー

製品開発競争が激化しているアルコール度数0.00％のビール風味飲料を消費者が飲むのは、
クルマの運転前より、食事時や家でくつろぐ時のほうが多い――。日経産業地域研究所が10月に実施した
調査の結果、こんな傾向が分かった。

調査はマクロミルに依頼し10月に実施。全国の20〜69歳の1000人（男女は半々）から回答を得た。

主要６銘柄別にアルコール度数0.00％のビール風味飲料（以下、ビール風味飲料）の飲用頻度を尋ねた結果、
最も飲んでいる人が多いのはこのコンセプトで初の製品となったキリンビールの「フリー」（09年４月発売）で、
「よく飲んでいる」が2.2％、「時々飲んでいる」が7.0％。両者をあわせた飲用者は9.2％を占めた。

今年８月にサントリーが「オールフリー」、アサヒビールが「ダブルゼロ」と、アルコールに加え、カロリーや
糖分も0.00％の製品を発売したが、飲用者（「よく」「時々」飲んでいる）の割合はオールフリーが3.9％で、
ダブルゼロの2.9％を上回った。

男女別の飲用者割合では、フリーやダブルゼロは男性が多いが（フリーは男性11.4％、女性7.0％、
ダブルゼロは男性3.4％、女性2.4％）、オールフリーは女性が上回る（男性3.4％、女性4.4％）。

どんな時に飲むのか。飲用者割合が１、２位のフリー、オールフリーとも「食事をする時」が最も多く、
フリーは44.6％、オールフリーは53.8％が挙げた（複数回答）。いずれもこれに「家でくつろいでいる時」
（フリー32.6％、オールフリー48.7％）が続く。飲酒運転防止への貢献を企業の社会的責任（ＣＳＲ）
として強調したフリーでは「クルマを運転する前」が23.9％と、オールフリーの15.4％より多いが
「休肝日にしたい日に」（25.0％）に次ぐ４位だった。

また、ビール類を週３日以上飲んでいる層では主要６銘柄のどれかをよく飲んでいる人が43.3％。
週２日以下という層の13.2％を大きく上回った。もっぱらビール類以外の酒類を飲んでいる人では
この割合は１％に満たず、運転前に限らずビール類が好きな人ほどビール風味飲料を飲む傾向が強い。
http://s.nikkei.com/fkJSvY

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