家を2万個のLEDで飾ると、地域が明るく元気になる
自宅全体をLED電飾 玉島の黒川さん 地域を明るく元気に
http://town.sanyo.oni.co.jp/kikaku/ill/pc/2010/12/23/20101223104934.jpg [ 点灯期間 ] 12月25日まで
[ 点灯時間 ] 午後6時ごろ―10時ごろ
倉敷市玉島地区を元気にしたい―。そんな思いが詰まったイルミネーションが、同市玉島勇崎の民家に飾られている。
台風被害後の住民を勇気づけたことをきっかけに継続されている装飾は、今年も地域を明るく照らしている。
イルミネーションで飾っているのは、同所の県道倉敷長浜笠岡線近くにある地方公務員黒川純二さん(58)方。
今年は、家の壁に赤色に輝く「MERRY CHRISTMAS」の文字、足元は青いじゅうたん、植木やウッドデッキも白や赤、黄色と
いった色とりどりの光が瞬き、雪だるまや星も輝いている。
黒川さんは2003年から、家族の楽しみとしてイルミネーションを始めた。
転機になったのは翌04年。8月に、台風により周辺地域一帯が大規模な水害に見舞われた。冬、庭先をツリーやサンタのイルミネーションで飾った。
「つらいことばかりじゃないね」。それを見た住民が漏らした感想が黒川さんを後押しした。「誰かを元気づけられるのなら、これからも続けていこう」
当初は2千個だった電球は、今では10倍の2万個の発光ダイオード(LED)になった。訪れた人たちに暖まってもらえるよう休憩所も造った。
準備や片付けと苦労もあるが、黒川さんは「最近、暗い話題が多い気がする。見てくれた人が、少しでも明るい気持ちになってくれたらうれしい」と話していた。
点灯時間は25日までの毎日午後6時ごろから同10時ごろまで。
http://town.sanyo.oni.co.jp/kikaku/ill/pc/2010/12/23/20101223104934.html