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■スレタイ
カジノの利益と弊害 日本再生の切り札となるか
■本文
カジノ誘致、利益か弊害か 熱上げる橋下知事に慎重論も 2010年12月23日22時11分 【マカオ=宮崎勇作】
大阪府の橋下徹知事は22日夜から23日未明にかけ、訪問先のマカオでカジノを核とするリゾート施設を視察した。
知事はこれまでも「カジノは(自治体が)稼ぐエンジン」と経済効果を強調しており、大阪に誘致しようと熱を上げる。
だが、カジノを合法化する法案が成立する見通しは薄いうえ、「ギャンブル」の弊害を心配する周辺首長からの
慎重論も根強い。
テーブルゲーム220台、スロット380台を備えるカジノ場。
午前0時を過ぎても多くの人がバカラなどを楽しむ様子や、従業員でごった返す食堂を見て歩いた後、橋下知事は
興奮気味に語った。
「日本再生の切り札じゃないか。カジノ、これしかない。停滞する日本経済に明らかに効果が見込める
観光施設を否定するのは間違いだ」
マカオは11年前にポルトガルから中国に返還され、外交などを除き自治を認められた特別行政区。現在30を超える
カジノがあり、歳入の7割をカジノからの税収が占めるという世界最大級のカジノ都市だ。
橋下知事は、米ラスベガスに本社を置く会社が4年前に開き、7500人が働くリゾート施設を視察。
カジノの経験がないという知事は、従業員らに「子どもと一緒に来た人はどうするのか」と質問を浴びせた。
富裕層を狙ったスイートのみ600室のホテルやレストランも見学し、施設の責任者に「(カジノを合法化する)法律が
できたら、ぜひ大阪へ」とPRした。
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http://www.asahi.com/politics/update/1223/OSK201012230089.html