郷土を愛して 中高生ら絵本「きりゅうだいすき」出版
「子どもたちに桐生の良さを知ってほしい」と地元の中高生たちが絵本「きりゅうだいすき」を出版した。保育園や幼稚園への配布を始めている。
制作したのは「桐生ユナイテッドチルドレン」(UC、新井海斗代表)のメンバーたち。昨年10月に組織され、地元の中学や高校に通う18人が所属している。
「自分たちで考えて行動し、地域の力になろう」と活動している。10月には店や繊維産業のことを自ら取材してポスターなどを制作し、一般公開した。
絵本づくりはみなで子どものころに遊んだ思い出の場所を出し合った上で物語を練り、岩崎ももさん(14)と蛭間志帆さん(14)=ともに相生中2年=が原画を担当。
小林千紘さん(16)=桐生工業高2年=が彩色した。
内容は家族でバーベキューをしに河原に来た子どもたちが、桐生が岡動物園や遊園地、新川公園に遊びに行ったり、山へハイキングに出掛けた楽しい思い出を語り合う内容。
B5判フルカラー16ページ。桐生青年会議所(JC)の「まちゆめ基金」の支援を得て100部制作した。
「みんなに読んでもらえるようなかわいらしい感じの絵になった。ぜひ見ていただけたら」と小林さん。これまでに4園に配布し、新井代表(18)=桐生高3年=は「配布先では喜んでもらえ、やったかいがありました。
http://www.kiryutimes.co.jp/news/1220/1012202.html