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風呂吹き大根(東日本):
スレタイ
小学校受験するか? それとも中学受験まで待つか?
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来年度に向け、本格的な準備を始める時期になりました。私も連日、多くの保護者と面談しています。そこで気付いたのですが、
中学校受験は経験していても小学校受験となると未知の世界。そのため、妙な噂に振り回されてしまう人も多いようです。
中には、両親の学歴や仕事の内容、紹介者の有無で合格が決まると信じている人までいて驚きます。
ハッキリ言いますが、学校側は既に、“社会的地位がある”ことと“社会性がある”ことは、必ずしも一致しないと知っています。
小学校受験で問われるのは、親としての姿勢や志望動機、学校側が求めている子供か否かといった点です。愛子さまが通われている
学習院初等科は、男子約5倍、女子約6倍(実質倍率)の難関校です。合格者は男女各40人ですが、私の知る限り、
今年は女子の補欠が11人、男子は16人も繰り上がりました。もしコネ(卒業生を含む関係者)で合格したのなら、
辞退など容易なことではありません。縁もゆかりもない家庭のお子さまが実力で合格している証しです。
ところで、学習院に限らず私立小学校は押しなべて高倍率。ちなみに、早稲田実業の場合、中等部は男子3・8倍、女子5・2倍
(いずれも前年度実績)に対し、初等部は男子10・5倍、女子12・1倍と非常に高くなっていますが、ここにも理由があります。
中学校受験では信頼性の高い偏差値が存在するため、受けたい子が受けるのではなく、その学校の偏差値レベルの子が受けるので
倍率以上に熾烈(しれつ)です。しかし、小学校受験は受けたい親の子が受けます。さらに、願書提出後に正確な入学試験日が決定する
学校も多いため、とりあえず出願し、日程が重なった場合はどちらかを選択するのです。5倍10倍と聞けば不安になるでしょうが、
実質倍率はそこまでないのが実情です。