【韓国】バスガス爆発防止装置開発中にガス爆発事故で1人死亡
大学の研究室で爆発事故、教授が死亡
バスガス爆発を防ぐ装置の開発に取り組む
圧縮天然ガス(CNG)を燃料とするバスの爆発事故を防ぐ装置の開発に取り組んでいた、湖西大学の研究室で
爆発事故が起こり、教授一人が死亡、5人が重軽傷を負った。
21日午後2時36分ごろ、忠清南道牙山市排芳邑の湖西大消防防災学科の実験室でガスが爆発し、
同学科の呉圭衡(オ・ギュヒョン)教授が即死したほか、研究院のLさん(36)が顔に重い火傷(やけど)を負い、
またCさん(22)ら学生4人が、鼓膜が破れるなどの軽傷を負って、病院で治療を受けている。呉教授らは実験室で、
今年8月にソウル市で起こったCNGバス爆発事故の原因を究明するための実験を行おうとして、実験装置にプロパンガスと
酸素を注入していたところ、事故が発生した。警察は、「呉教授らは政府機関などから研究の依頼を受けたのではなく、
大学側から承認を得た上で、CNGバスの爆発事故を防ぐ装置の開発に取り組んでいたことが分かった」と説明した。
死亡した呉教授は、韓国機械研究院の研究員を務めた後、1994年に湖西大消防防災学科の教授となり、火災や
爆発事故を防ぐ技術や設備の開発の第一人者として活躍していた。同学科の李春夏(イ・チュンハ)学科長は、
「敬けんなクリスチャンの呉教授は、慈愛に満ちた人柄で、同僚の教授や教え子たちとも良好な関係を築いていた。
防災関連の研究に30年近くの歳月を費やしてきた方が、突然このような事故に遭ったというのが、にわかに信じられない」と語った。
呉教授は、妻との間に看護師の長女と大学生の次女、中国へ留学中の高校生の長男をもうけたという。
牙山=禹正植(ウ・ジョンシク)記者
http://www.chosunonline.com/news/20101222000042