【速報】富山県の鳥インフルエンザは「強毒タイプ」と判明。警戒レベルも引き上げ
富山県高岡市の動物園で死んだコブハクチョウが高病原性鳥インフルエンザに感染していた問題で、
県は19日、検出したウイルスは北海道稚内市や島根県安来市で感染が確認されたウイルスに極めて近い、
強毒タイプのH5亜型ウイルスであることを確認したと発表した。
富山県が、今月16日に見つかったコブハクチョウの死骸から検出したウイルスを動物衛生研究所(茨城県つくば市)に送付。
稚内市のカモや安来市の鶏から検出したH5N1型ウイルスの遺伝子配列と比較解析したところ、
型が似ており、致死率の高い強毒性であることが確定した。同研究所がさらに解析し、21日にもウイルスの詳しい型が確定する。
鳥取大によると、鳥取県米子市で5日に死んだコハクチョウのウイルスも安来のウイルスと似ているという。
これを受け、環境省は19日、高岡市の動物園の半径10キロ以内について、
野鳥への感染危険性を示す「警戒レベル」を現在の「2」から最高レベルの「3」に引き上げた。
野鳥の監視やふん便調査などを強化する。レベル3は安来市や米子市周辺に続き3カ所目。【小林祥晃】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101220ddm041040096000c.html