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39 忘年会(東京都)
今の映画界でゴダール以上に偉大な映画監督っているの?【ν速一般教養部】


今週末見るべき映画「ゴダール・ソシアリスム」

「ゴダール・ソシアリスム」(フランス映画社配給)は、ジャン=リュック・ゴダールという映画作家の、
80年にわたる経験、認識、思想に基づいた、おびただしい引用に満ちている。
引用がコラージュされ、映像、音響としてのしかかってくる。いわば、映画の形をとった、ゴダールの知の展覧会、精神の履歴書のようなもの。
それがさながら、万華鏡のように変転し、回転し、交錯する。めくるめくような映画の時間が続く。豊穣である。

ゴダールは、その歩み、人生を、1時間42分に閉じこめる。とても、一般の感覚、理解では付いていけないスピードだ。
荒技ではあるが、洗練、細部を省略するが、刺激的だ。
映画からは、ゴダールの獲得した映画、文学、美術、音楽、哲学、政治、歴史、言語、暴力、エロティシズムなどなど、
あらゆるイメージ、メッセージが、津波のように押し寄せてくる。これでもか、これでもか、と執拗に、しかし、ゆったりと、鷹揚に。

いったい、本作をどうレビューすればいいのだろうか。映画は、観客や書き手の知識、教養を試しているかのように、作られているようである。
まるでリトマス試験紙のような、一種の挑戦状である。見る側は、ゴダールのストレートなスパイクとフェイント、クイックに、戸惑うばかり。

予告編
http://www.youtube.com/watch?v=10JVzqcSKXU&feature=player_embedded

事実、どのシーンにも、意味があるのだろうが、受け手の不明。映像、音響から、鋭い刺激を覚えても、とても理解には至らない。
初期のゴダール作品はともかく、ここ十数年の作品群の難解さ、どこがいいのかと言うアンチ・ゴダール派も少なくない。

長いので以下ソース
http://www.excite.co.jp/ism/concierge/rid_25935/