危険な国道をリストアップ/四国地方整備局
四国地方整備局は、香川県内の国道1834件で交通事故の危険性の高い箇所の選定に乗り出した。
交通事故の発生率などのデータに、地元住民や自治体の意見も加味し、年内に約50カ所の「事故危険区間リスト」を選んで公表する。
危険箇所の選定は、国道の改良工事を行う際の優先区域を明確にするのが目的。
危険箇所に選ばれた場所は、今後、重点区域と位置づけ、改良工事の優先候補になる。
リスト策定に向けては、国道1834件交差点などで死亡事故が年間1件以上発生している場所などを危険箇所の候補としてピックアップ。
候補の中から、県や県警関係者、大学教授らで組織する第三者委員会が絞り込み作業を進める。
一方、事故の発生がなくても、地域住民や自治体からの要望が多い地点も危険箇所に追加する。
このほど、第三者委員会の初会合があり、「新しいバイパスの完成や大型店の出店など環境が大きく変化しそうな
地域に注目しては」「高齢者の視点に立った基準を設けるべき」などの意見が寄せられた。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20101218000103